madameH CLOSET公式ブログ
2026.04.20
シャツの似合うひと
南青山フレンチビストロ[ローブリュー] マダム尚子
南青山。マンションが立ち並ぶ一角に佇むフレンチビストロ、ローブリュー。
そこだけ、パリの街角のような空気を醸しています。
このお店のフロアを切り盛りするのがマダム尚子。
映画『昼顔』が大好きという共通点からマダムHと意気投合し、このたび、madameH CLOSETのシャツを着てご登場いただきました。ほかにもいろいろな共通点がーー

南青山で24年の骨太ビストロ
madameH 一朝一夕ではこの雰囲気は出せませんね。お店は何年になりますか?
マダム尚子 2002年からですね。今年で24年になります。私は実際には11年前からお店に立つようになりました。それまでは経理をやっていましたけれど、子育てがありましたので。子育てが一段落したのをきっかけにお店に立つことになりました。
madameH もう、お店の顔ですね。
マダム尚子 それはどうかわかりません(笑)。お店の顔はやっぱりお皿ですから。
madameH フレンチのビストロってマダムがいてくれるとすごく安心感がある。 知識が豊富で、本当に美味しいものを食べさせてくれそうだなって思います。
マダム尚子 そう言っていただけるとありがたいですね。やっぱり人生経験を積んでおくのも大事だなと思います。

madameH お店に出られるときのお洋服はどのようにされているんですか?
マダム尚子 知り合いで裁縫をされる方に「こういうのを作って」って作ってもらっているんです。 映画の『昼顔』でカトリーヌ・ドヌーブが着ていたサンローランの写真を見せて。最初に黒のワンピース、次に紺、グリーン……と作っていただきました。
madameH 『昼顔』は本当に好きで、何回見たかわかりません。あの映画をオマージュした服を昔からたくさんデザインしています(笑)。
マダム尚子 私も、あの映画がずーっと好きで。あとは、お正月は「和文化強化月間」と称して着物を着てサービスしています。
madameH ちゃきちゃきの江戸っ子なんですよね。
マダム尚子 祖母が日本橋足袋問屋の娘だったんです。ものすごい着道楽だったものですから、その着物を譲り受けて着させてもらっています。
madameH そうなんですね。うちの本籍が日本橋なんです。うちも織物問屋をやっていました。そのあと桐生に引っ越したのですけど。
マダム尚子 織物と言えば着物、着物と言えば足袋ですからね。繋がっていますね(笑)。
madameH 足袋って、足にぴったり合わせなきゃいけないからもちろんオーダーですよね。 マダム尚子が今もオーダーで服を作られるベースがそこにあるのかもしれませんね。
バスク地方との出会い
madameH シェフ(オーナーシェフの櫻井信一郎さん)とはどこで知りあわれたの?
マダム尚子 フランスのTGVという列車がありまして、そこで。一年後に一緒に住もうと約束をして、シェフはそのまま修業を継続し、一年後に私が行ったその場所がバスク地方だったんです。
madameH バスク地方に!
マダム尚子 はい、私も一年間バスクで過ごさせていただいて。素晴らしい体験でした。 だからこそ今このお店がありますし、私自身もその時の思いを表現できるからとても幸せです。
madameH と まさにこのテーブルリネンが「バスク・リネン」ね。 一番最初に来た時、まずこれが目に入りました。
マダム尚子 バスク地方に行くともうこれに溢れていて。バスクから巻物で持って帰ってきたんです。
madameH すごくきれい。 職業柄、すぐ生地を見てしまいます。 リネン類がちゃんとしているって大事ですよね。
madameH CLOSET 新究極の白シャツを着て
madameH お店に立つ時の服装はどんな点を大事にされていますか?
マダム尚子が 動きやすいことですね。 ストレッチ素材を選んでいますし、私は腕があまり長くないので必ず袖を肘の近くで止めています。それから、映画のドヌーブのワンピースにはポケットがついていないんだけれど、私はポケットをつけていて、ナプキン、メモ帳、ペンを必ず入れています。
madameH madameH CLOSETの白シャツでお店に立つことはできますか?
マダム尚子 もちろん! 私がお店で着るのであれば、こんなアクセサリーを合わせたいと思って、持ってきました。
空・土・水・火を表すバスクのマーク
マダム尚子 白シャツに合わせるなら白パールだと思うんです。 そして夏になったらこのバスクマークのネックレス。 このマークのことを「ローブリュー」って言うんです。奄美大島でレストランをしている仲間が周年記念のお祝いに手作りで作ってくれたんです。かわいいでしょう?
madameH かわいい! 素敵。
マダム尚子 お店に立つ時は何かしら店のマークが付いているものを身に付けて仕事をしています。 このマークは、人間が生きていくための四大元素——空・土・水・火——を表しているんです。
madameH そういう意味があったのね! 素晴らしいですね。
制服は膝丈スカート
madameH 今日のファッションのポイントは?
マダム尚子 白シャツに紺の膝丈スカート。 ウエストのチロリアンテープは、自分で縫い付けました。
madameH 膝丈ってやっぱり素敵。はっとしますね。足も緊張感が大事です。でも今の若い人もシニアも足を隠しているから、出せない足になっていますよね。
マダム尚子 私はロングは似合わないと思っているので、ひざ丈で徹底しています。ファッションシーンでは、トレンドとかシーズンを打ち出さないといけないと思いますが、私の仕事はファッション系ではないので、自分の好きなものに突き進んでいます。「好きなもの=似合うもの」だと思って。
あと、私の持論では、足をそれなりに出しているとやっぱり締まります。このかっこうでお店を歩き回っているから、それ自体がエクササイズになっていますね(笑)。
madameH 靴は、『昼顔』のドヌーブと同じロジェ・ヴィヴィエのベル・ヴィヴィエ。 そして髪はきりっと夜会巻きにされていて、本当に素敵。 マダム尚子が持っている和のルーツとバスク地方が、見事に融合しているんですね。

madameH CLOSETの「新究極の麻シャツ」も着ていただきました。合わせたスカートは、20年来のお気に入りということ。
madameH CLOSET新究極の麻シャツ

オーナーシェフ・櫻井信一郎氏が、5年間のフランス滞在で魅了されたバスク地方の食文化を体現したレストラン。手作りの生ハムやソーセージを織り交ぜた豚肉料理を主役に、骨太で滋味深いフレンチを提供。2011年から10年連続でミシュラン一つ星を獲得し、東京・南青山に揺るぎない存在感を発揮。
東京都港区南青山6-8-18
03-3498-1314
lauburu.jp
インスタグラム



